燃え盛る真夏の太陽
燦々と降り注ぐ陽射し
焼けたプールサイド
跳ねる水しぶき
ひたすら泳ぐ、糸目のかわいい奴
う~ん、ここは天国か楽園か? イイ眺め♪
あんな俺好みの奴がこの学校にいたんだぁ。
俺はたっぷり泳いだ後、プールサイドのコンクリートに寝そべって、甲羅干しをしていた。このうだるような暑さも、なぜかここでは心地いいくらいだ。蒸し暑い教室で数字でマスかくより、太陽の下、かわいい奴を眺めて寝る方が、よっぽど健全だと思う。
褐色の肌、程よく弾力がありそうな筋肉、そしてなによりも糸目。しかも先輩ときてる。
「先輩、こんなに大きくして、ナニ期待してるんすか?」
「ば、バカ! そんなんじゃ・・・」
「だったらどうしてこんなにイヤラシイおつゆ垂らしてんですか?」
「違う・・・、そんなに見るな・・・」
「なに言ってるんすか、もっと見て欲しいくせに。ホラ、アソコもぴくぴくして、欲しい欲しいって泣いてますよ?」
「あぁぁ・・・」
ってヤバイ! 思わず妄想しちまった。さっき抜いたばっかりなのに、また勃起しちゃってるよ。だけど、あの糸目をもっと細くしてやりてぇなぁ~。いいなぁ、いろいろイタズラしたいなぁ。後輩にもてあそばれる奥手の先輩・・・なんつって!
ダメだ、興奮と妄想が止まんねぇ。そろそろ上がるか。
「あの、センパ~イ、俺、そろそろ出ますんで!」
スタート台の下で息を整えている先輩に声をかけた。一応、部外者だからね。
「おう! 瀬川に部活出ろよって言っといてくれ!」
「ハイ!」
やった~! また喋っちゃったよ! あの笑顔がまたイイ♪
う~ん、プールの後は髪の毛がパサパサになるな~、なんて気にしながら教室に戻った。プールに入る前と違って、あの不快感はいくらか薄らいだみたいだった。
「ん? サボリ浅見が戻ってきた」
俺が教室に入ってきたのに気付いて、瀬川が言った。
「どうだった?」
「最悪、すげぇ~当てられまくりw ハマジの奴、ぜってぇ家で娘に嫌われてるぜ? お父さん臭い! とか」
「ありえる」と俺は笑った。「それか息子に殴られてるな、きっと」
「昼飯どうする?」と瀬川。
「ああ、売店もやってねぇし。外のラーメン屋行く?久々に」
「お、いいねぇ」
玄関に向かいながら、俺は瀬川に訊いた。
「プールでさぁ、なんか三年の先輩に会ったんだよね」
「へぇ、誰? なんか言われた?」
「いや、別に。目が細くて、温厚そうな人」
「ああ、エビ先輩だよ、ソレ。イイ人だぞ」
「エビ?」
「うん、海老沢先輩。みんなエビ先輩って呼んでるけど」
ほう、エビ先輩ね。名前もカワイイなぁ。これでしばらくは妄想とオナニーのネタには事欠かないゾ♪ なんてまるで良い買い物でもしたみたいに、俺はウキウキして廊下を歩いた。
隣では瀬川がそんな俺を見て、なんかあったのか? なんて訝しげに訊いてきた。
<つづく>
PR