県立男子高校の日常
【草間ケイスケ】(8)
「ハァ、あぁん、なんで、そんなに、はぁん、シンジの、こと・・・」
もうまともに喋れない。喘ぎ声を止めることが出来ない。俺、もうヤバイ。このままユウジに堕ちそうだ・・・。
「なんでもなにも、シンジは、シン兄ぃは、オレのだから。オレだけのもんだから」
「おまえ、シンジと・・・あぁんん」
ユウジは俺のケツに指を出し入れしながら、ヌレヌレの亀頭をねぶってきた。
ああ、スゲエ! ケツを責められながらだと、どこもかしこも敏感になっちまう! 柔らかく、ゆっくりと、執拗に撫でられる亀頭は、もう我慢出来ないほどに気持ち良くって、必死で歯を食い縛ってないと叫びだしそうだった。
「あぁ・・・うぐぐぐ」
ぬちゃ、ぬちゃっと粘っこいイヤラシイ音が、淫靡に快感をかき立てる。
「自分と同じ顔の奴を犯すって、どんなものかわかる? あれは最高に気持ちいいぜ? まさに至高の体験だよ。他のなにものにも代え難いネ♪」
「ど、どうかしてる・・・うぐ」
「そうか?」微妙に亀頭責めの力を強めてユウジは言った。「オレにシン兄ぃを重ねて興奮してるおまえと、大差無いだろ? ねぇ、ケイスケ君? ケツに指突っ込まれて気持ちイイ? 縛られて身動きとれないまま責められて興奮する?」
「ああ・・・、ヤメロ! シンジみたいに喋るのは!」
「そう? こっちの方がイイんでしょ? ほら、ちゃんと目ぇ開けて見てよ。オレのこと見てよ」
「ああっ、ヤバイ、イク、イキそうだ!」
あとちょっとでイクというところで、ユウジの手は止まり、ケツから指が引き抜かれた。俺は安堵感と物足りなさに苛まされた。いざ、寸前で止められると、それまで以上に欲しくなる。イキたくなる。もう責められていないのに、チンポからは粘液がトロトロと流れ落ちる。くぅぅ、イカせて欲しい・・・。
「なんだよ、嫌がってた割には欲しくて堪んないって感じだよなぁ?」
俺は図星を突かれて、何も反論出来ない。ただ肩で荒い息をして、目を伏せるばかり。
「ケイスケ、シンジのチンポ見たくないか?」
ユウジは立ち上がって、自分の制服のベルトに手を掛けた。
ま、まさか??!
「ば、バカ、止めろ! それにおまえはユウジだろ? シンジじゃないだろ!」
「・・・、一緒さ。誰も俺にユウジを求めない。みんなかわいいシン兄ぃの方が好きなんだよ」
その時だけ、ユウジは今までと感じが違った。何か、初めて本当の顔、ユウジの顔を見たような気がした。
「おまえ、もしかして・・・」
「なんだよ、せっかくケイスケの望みを叶えてやろって言ってるんだぜ?」
途中で手を止めたユウジは、俺をイスごと壁際へ引きずっていって、後ろに倒れないように固定した。
「かわいいシン兄ぃの体を見せてやるよ」
制服のズボンをバサッと落とし、染みになったトランクスも脱ぎ捨てる。まだ着たままの真っ白なシャツの隙間から、丁度イイ感じの太さ、長さのしっかりしたチンポが上を向いて屹立していた。こっそりと生える薄い陰毛がシンジ、いやユウジ、いやこいつら双子らしくてかわいかった。
わっ、ヤベェ、夢にまでみたシンジのチンポ、勃起したチンポが目の前にある。いや、これは違う、ユウジだ。そう思うとしても、なにもかも同じなんだから仕方が無い。違うのは、中味、心だ。
「お、オイ、止めろ」
「ナニ言ってんだよ、入れて欲しいんだろ? このチンポで犯して欲しいんだろ? この声で責めて欲しいんだろ? この顔で見られたいんだろ?」
「だから、ちがぁ」
「ウルセエ! ゴチャゴチャ言うな!」
言葉を打ち消すようにユウジは叫び、俺の片脚を担ぎ上げ、ケツの穴に勃起したチンポをあてがってきた。
「さぁ、入れるぜ?」
<つづく>
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