本当に、あふれ出すという表現がぴったりくるくらい、先輩は白濁とした精子を、ドクドクと吐き出た。イク瞬間は、まるで殴られたかのように体を硬くし、チンコを扱く俺の手をぎゅっと強く握ってきた。しがみつくみたいに、そうしていないと、意識が消えてしまうといった感じで。
そして、お互い、出すものを出し切ったよいうような、憔悴に包まれていた。俺たちはしばらく、ハァハァと息を荒げ、月明かりが射し込む薄闇の部屋で、布団の上にならんで横たわっていた。
「ぐず、ぐすん」
先輩のすすり泣きがだけが聞こえる。
「センパァ~イ、まだ泣いてんすか?」
「だってさぁ、浅見が・・・」
「あ・・・」
布団のシーツを、精子がお漏らしみたいに濡らしていた。
「どうすんだよぉ、コレ」
「す、すません。先輩があんまりヨガルから」
「そそ、そんなことねぇよ!」
「あー、ハイハイ。それよりティッシュで拭きましょ、コレ」
電気をつけて、俺たちはシーツを拭きだした。明るいところで、先輩の横顔を眺める。糸目が少し赤らんで、ううう、やっぱカワイイ。それにしても、イイ声でヨガルよなぁ。もう一回くらい聞きたいなぁ。ていうか、俺一回も出してないから、まだまだぜんぜん元気なんだよね。ホラ、先輩のこと見てたら、また勃ってきた。
「浅見ぃ、なにボーとしてんだよ」先輩がこっちに気付いて言った。「おまえのせいなんだから、手伝えよ」
先輩、そんなこと言いながら、顔がまた赤くなってきましたよ! 自分で言っといて、ちょっと思い出してませんか? さっきのプレイ!
「何言ってんすか、気持ち良かったクセにぃ」
俺はすかさず先輩の背中に抱きつく。
「わぁ! バカ! やめろ!」
「ホントにぃぃ?」
「あぁ、んんっ・・・」
パジャマの中に手を入れて、また乳首をいじってやる。
「先輩ぃ、俺、やっぱまだまだ足りねぇや」
「足りないってぇ、あぁん~」
俺は耳の裏を舐める。すると全身の力が抜けたのか、先輩はグニャと布団に倒れ込んだ。その上に乗って、乳首を転がしながら先輩の顔を見下ろす。
「あ、浅見ぃ、もう、ホント、許してくれよぉ」
「ダ~メです!」
「そんな、んんっ、オレ、オレ あんん」
「あ、また泣き出した! カッワイイ~」
「言うなってぇ~!」
やべぇ、また感動と興奮でぶるぶる震えてきちゃったよ! 顔を真っ赤にして、細い目歪ませて、涙流して、カワイイ声で喘ぎ悶えてる先輩。あぁ、もう最高!!
「先輩、まだまだこれからっすよ♪」
先輩のパジャマを捲り上げ、露わになった日に焼けた乳首を口に含んで吸ってやる。
「ああっ・・・・んんんん~~~ん」
「先輩、声デカイっすよ! マジで聞こえちゃいますよ♪」
先輩は、悲鳴にも似た喘ぎを、途中から必死で我慢して、両手でシーツをぎゅっと握り締め、耐えている。
俺はわざとチュッチュッと音をたてて乳首を吸い、舌でねぶり、時には甘噛みをしてやる。
「んん~、んん~、あ、浅見! んん!」
「ハァハァ、先輩、これからは、欲しくなったら言ってくださいね。いつでも可愛がってやりますら♪」
そうして俺は、再び乳首を吸い始めた。
もう、放さないよ、先輩。泣かして泣かして、泣かしまくってやりますからね!
<おわり>
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【真夏日、作者後書き】
いかがだったでしょうか、『真夏日』
泣き虫な天然誘いウケの海老沢先輩と、エロおやじ入ってる浅見君のコンビ。
いや、なんかカワイイな、エビ先輩。細目は普通に僕の好みです(アホ
ま、また機会があったら、二人の進展具合を書いてみたいと思います!
あ、瀬川忘れてた。
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