「先に風呂、あがっててくれ」
海老沢正人先輩は、俺にそう言った。ちょっと凹んだ感じで。
「は、ハイ・・・」
俺は素直に従い、風呂を出た。脱衣所で、体を拭き、先輩が用意してくれたパジャマを着て、二階へ上がった。そして蛍光灯をつけたまま、ベッドにもぐり込む。ベッドの下に、布団が敷いてあったけど、そんなの無視無視。
ああ、先輩、マジで怒っちゃったかなぁ。なにせ自分の母親のすぐそばで、チンポしゃぶられちゃぁ、かなりショックかなぁ。だけど、見られた訳じゃないし。でも、やっぱ嫌なものかもな~、う~ん。
俺が、ああでもない、こうでもないと頭を悩ましていると、階段を上がってくる足音が聞こえてきた。
ドアを開けて、先輩が部屋に入ってきた。
「先輩、お先です!」
「ああ、じゃあ、寝るか」
「ええ? もう寝ちゃうんですか?」
「うん、なんか疲れた、オレ」
先輩はそう言うと、電気のスイッチを切った。
「クーラーも切るぞ。窓開けてた方が、涼しいから」
「ハイ・・・」
開け放たれた窓、網戸を通して、月明かりがサッと入り込んでくる。遠くから、カエルの鳴き声が聞こえる。雨は止んで、いつのまにか雲が切れたようだった。
真夏の夜の匂いが、薄闇の中で、濃さを増していく。それは情熱的で、官能的で、俺の理性を狂わせ、欲望を煽った。
俺はベッドを抜け出し、下で横になっている先輩の背後に降りた。タオルケットだけをかけた先輩の背中に、ぴったりと体をくっつける。
「先輩・・・」
うなじのあたりから、耳元に向かって囁く。後ろから腕を廻して、先輩の体をぎゅっと抱き締めた。
「わ、あ、浅見!」
「先輩、一緒に寝ましょうよ」
「バカ、暑苦しい」
先輩は肩越しに首をひねり、小声で言う。
「そんなぁ、えっちぃことした仲じゃないすか」
「あれは、おまえが・・・」
「俺、先輩が好きです」
「な・・・」
「先輩は、俺のこと嫌いですか?」
「そういう訳じゃぁ・・・」
「俺、あんなことしたの、初めてなんですよ?」
「お、オレだってされたの初めてだよ」
「俺に、あんなことされたくて、誘ったんでしょ?」
抱き締めていた手を、先輩の股間に持っていく。
「何言って・・・あっ」
パジャマ越しに、大きい膨らみを握る。先輩は、思わず腰を引く。すると、俺の股間に尻が押し付けられる。
「あれあれあれぇ? 先輩の、また大きくなってますよ?」俺は先輩の股間を揉みほぐす。「さっき出したばっかりじゃないすかぁ?」
「あぁぁ、、、んん」
「なんとか言ってくださいよ、先輩」
そう背後から囁き、耳たぶを甘く噛んでやった。
「んぁんん!」
体を大きく震わせ、悲鳴に近い喘ぎ声を上げる先輩。その拍子に、チンコもビクンと跳ねた。
「先輩のその声、最高にエロいっすよ?」耳を舐めながら、言葉で責めてみる。「やらしぃなぁ、先輩。もっと聞かせてくださいよ、その声」
「そんなぁ、、、はぁうっ」
身悶えし、時にかたく硬直させる先輩の体。
「それそれ♪ だけど、あんまり大きな声で喘ぐと、お母さんに聞こえちゃいますよ?」
「ば、バカ、、、あぁ!」
パジャマの上からチンポを扱き、そして中に手を入れて、盛り上がった胸に勃つ、乳首をコリコリと刺激してやる。先輩は、もうそれ以上喘ぎ声が漏れないように、枕に顔を押し付けて、必死で堪えている。
「ん~、ん~」
枕から、くぐもった喘ぎが聞こえる。その耐えている様子が、俺をさらに興奮させた。
腹の辺りから手を突っ込み、直にチンコをつかむ。熱く蒸れた中で、先輩のチンコはべとべとに濡れていた。
「んんんん~~!」
枕に押し付けた口から、声が漏れる。
まだ我慢してるのか。だったらこれはどうだ? 俺は先輩の乳首を強くつねってみる。
「んん~はぁぁ!」
堪らず顔をずらし、生の声が響いた。
「ハァハァハァ、あ、浅見ぃ、もう勘弁してくれよぉ~」
淡い月明かりの闇でも、先輩の目の端に、涙が浮かんでいるのがわかった。
へへへ、もう一息かな?
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