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藤巻舎人 脳内ワールド

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私立日高見学園(7) 児屋根春日

兄弟のお兄さんと思われる方が周囲を視てくると言って、丈の高い草の海に消えていった。
僕は弟さんと二人きりで残された。
あんまり良く思われていない様なので気まずいなと思っていたら、向こうの方から話しかけてきてくれた。
「君、名前はえーと」
「児屋根春日です」
「う~ん、じゃあ春日君でいいかな?」
「はい」
「ぼくは奇杵語。さっきまで居たのは兄の奇杵襲」
「あの、双子なんですか?」
「そうだよ。あんまり似てないだろ?」
僕は軽く笑って誤魔化した。
多分髪型を一緒にしたら見分けがつかないと思う。
一卵性なのかな。

「兄さんが口が悪くて申し訳ないね」
「いえ、なんとなく受けが悪いって分かってます。あの、その、みなさんに」
「御祖家にってこと?」
「えぇ、まぁ」
「そうだね。あまり歓迎されてないのは確かだね。だけどここだけの話、君だけでなく非時さんや、スメラギにすら不信を抱いている人間は少なからずいるんだ」
「え?」
余りに意外だった。
万木君は置いといても、香久夜さんを認めていない人がいるだなんて。
謎に満ちた御祖一族も一枚岩ではないんだろうか。
あんな絶対的な存在が居るのに。
「強過ぎる存在には、反発する輩もいるものだよ」
僕の表情を読んだように、奇杵語さんは言った。
どこか悲しそうに。
「そこにきていきなり御祖家の者じゃない君を側近に取り立てたろ? だからスメラギへの不信はそのまま君、そして君達への不信に繋がっている訳さ」
「万木君は御祖家の人じゃないんですか?」
「まぁその辺はスメラギの事も含めて非常にデリケートな問題でね・・・」
そこで語さんは言葉を止めた。
すると目の前の草を掻き分け、お兄さんの襲さんが戻ってきた。

「ざっと視て周ったが、これといっておかしなところはなかった」
襲さんはどこか不満気に言った。
「そう、分かった」語さんは早口で続けた。「それじゃとりあえず下山しよう」
何も変化は無さそうだけど、早くこの場から立ち去った方が良い気がした。
それは他の2人も感じているようだった。
襲さんが先頭を歩き、僕が真ん中、しんがりは語さんが務めた。
2人とももの凄く警戒している様子。
こんな時でも僕は守られている。
僕は守られてばかりだな。
せめて自分の身は自分で守れるように。
欲を言うなら、然るべき時に、誰かを守れる力が欲しい。

中御座と呼ばれるカルデラ地形の底であるこの場所から、
出来るだけ遠ざかろうと僕達は急ぎ足で草原を進んだ。
奇杵襲さんと語さん。
奇杵といえば御祖御三家の一つ、奇杵家。
その姓を持つということは何かしら特別なのかもしれない。
御祖家は大きく分けると、御祖家、沫蕩家、奇杵家の三つから成り立っている。
その内の一つ奇杵家は昔は軍事面を主な活動としていたらしいけど、
現在はこの土地や組織の中で警備・警察的な役割を持っているということだ。
さすがに今の世の中で戦争はないだろう、多分。
いや、けど、先日大学での件もあるし、この裏山で魔犬に襲われたこともあるし・・・。

考え事をしながら歩いていたら、急に立ち止まった襲さんの背中にぶつかってしまった。
「おうっ、あ、ゴメンなさい・・・」
襲さんは何も言わずに右手を斜め下に伸ばして止まれの合図を出したまま。
どうしたんだろうと思う暇も無く「ヒュン」っとまさに空を切るという形容がぴったりの音が聞こえたと同時に、
先頭の襲さんの足元に、何かがストンと突き刺さった。
それは、一本の矢だった。








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私立日高見学園(6) 瓜生襷

ニシキが授業に出ていない。
これはもの凄く珍しいことだ。
何の連絡も無しに。
しかも連絡が取れないまま。
電話にもメールにも反応が無い。

早朝バイトの新聞配達は終えて学校に向かったという。
しかし学校には来ていない。
思い当たる場所は見て回ったから確かだ。
佐伯も知らないと言っていた。
なんだろう、考え過ぎだろうか。
いや、
何かが起こっている、
何かに巻き込まれている、と考えた方が自然だ。
特にここ最近のこの場所では。

しかしニシキは御祖家とも無関係な一般学生だ。
異能系ではなく、日常的なトラブルの線も有り得る訳だ。
何らかの事故だったり、トラブルだったり。
たとえば道に迷ったお婆さんを助けて道案内をしてやったりとか。
もしくわ本当に可能性の低いことだが、普通にサボりだとか。
いくらこのあと授業1つ終えたら一学期の終業式だからといって、
あのニシキが学校をサボることはそうそう無いはずだ。
だって学校は今は亡きあいつのおやじさんとの約束の一つなんだから。
「学べる事は、学べる時は、ちゃんと学べ」
それがあいつのおやじさんの言葉だ。

しゃーない、今やってる二時間目の授業が終わったら、
このオレが終業式サボって捜索してやるか。
ん?
ふと、隣りの席が空いているのに気付く。
あれ?
毎度の事ながら存在感薄くて気付かなかったけど、
春日のやつも朝から居なくないか?
んーん、しかしあいつ場合繋がってる奴等が相当だからなぁ、
何があってもおかしくないし、何があっても大丈夫だろう。
もし錦と春日の件が同じ原因だったら、春日繋がりであのいけ好かない野郎に堂々と訊きだせるだろうしな。
反則存在の御祖香久夜に。

ということで、二時間目の授業が終わって、オレはさっそく荷物を持って、学校の外に出た。
「タスキさん。どこに行かれるんですか☆」
振り返らなくてもわかる。
それは面足千万喜の声だ。
「ん? ちょっとな」
「終業式もサボってですか?」
「ああ」
「ボクも行きます☆」
「・・・・・・」
こいつの場合、止めても断っても何だかんだ言って絶対付いて来るんだろうな。
オレはその無駄な努力を想像してげんなりした。
「なんだか面白そうですね☆ わくわくします」
まだ危険があると分かった訳じゃねーし、コイツが居た方が何かと便利かな?

「まず、ここがバイト先だ」
オレ達は地域限定の新聞社の前に立った。
印刷所も備えた小さな会社だ。
「で、ここからニシキさんは自転車で学校へ向かった、と」
千万喜が自分に言い聞かせるように確認した。
「ああ。とりあえず、あいつのいつも通る道を辿っていくか」
そうやって歩き出した訳だが、それにしても暑ぃな。
梅雨が明けて明日から夏休みという時期。
当然って言えば当然か。

「しかしタスキさん、何か事件性のようなものはあるんですか?」
千万喜は汗1つかかずに訊いてきた。
「ん~、それとなく警察に電話したけど、朝からこれといって通報やおかしな事はないらしい」
「なるほど~☆ 高校生一人が失踪したかもしれないのに、情報は無い」
「問題はソコなんだよな。もし事件なら事件で、普通のヤツだったらまだ何かしらの情報があるかもしれない、残っているかもしれない。だ~がしかし、これが普通の事件ではいとすると、情報を得るには普通のことしてたらダメだってこだ」
「普通ではない、とすると☆」
「ああ、なんらかの能力者が係わった異能の力で引き起こされた事件の場合だ」






補足(2)

【登場人物紹介】


瓜生襷(ウリュウ タスキ)

日高見学園高等部一年生。吹奏楽部所属でトランペットパート。
棚機錦と佐伯主税とは中学からの友達。
かなり複雑な精神の持ち主で、過去に米国で交通事故に遭ったのが原因の一つらしい。
時折多重人格的な様子を見せ、ビースト(阿弖流為)という凶暴な一面が確認されている。
元米国工作員の九条魚名は彼の事を「魂喰い」と呼んでいた。
その時「三千年の記憶はあるか?」と九条に問うたという。
まだまだ謎の多い高校生だ。
龍樹先生と面足千万喜に気に入られている。
以前に何か接触があったらしく御祖家にも顔が利く。




佐伯主税(サエキ チカラ)

日高見学園高等部一年生。野球部所属。
一年生ながら期待のスラッガー。中学の時は怪物扱いされていた。
瓜生襷と棚機錦と仲が良い。錦とは幼馴染。
どうやら錦に友人以上の想いを寄せているが、いま一つ踏み切れていない。
体も大柄でおっとりとした性格。
だがやるときはやる。錦のピンチには体を張って助ける。






私立日高見学園(5) 佐伯主税

オレは私立日高見学園高校1年、佐伯主税16歳。
野球部所属。
1年生だけどレギュラーに選んでもらい、5番でライト。
今年は甲子園狙える勢いで、
練習もハンパなくキツイ。
毎日毎日ヘトヘトで、家に帰ったらメシ食って風呂入ったら速攻で意識失うレベル。
だからな。
あの、なんつーか、いろいろ他の事やってる暇がねーっつうか。
うん、それだ。
その所為だ。
そんな訳で朝起きたら、

夢精してた。

ま、まぁ、夢精とかよくあるよな。
健全な高校一年生だもん、あって当然して当たり前だ。
問題は、夢の内容、か?
いや、別におかしくはないんだけど、むしろ最高に興奮したわけなんだけど。

部活終わって運動部棟のシャワー室でシャワー浴びてると、
オレのシャワーブースに突然ニシキの奴が入ってきたんだ。
もちろん素っ裸で。
突然のことでびっくりしてると、裸のニシキがオレに抱き付いてきた。
「うわっ、ちょ、やめろよ、って・・・」
ちょっと抵抗しようとするけど、ニシキの奴股間をオレの体にぐいぐい押しつけてくる。
「だ、ダメだって、そんな、に」
段々オレのモノも刺激されて気持ち良くなってきて。
そしたら今度は乳首をレロレロと舐め始めやがって。
「あぁ、はぁ、ニシキ、はぁはぁ・・・」
き、気持ちいい・・・。

そこで目が覚めた。
ねっとりとした後悔と共に。
うわー、やっちゃったよー。
パンツべとべとじゃん。
汚れたパンツは洗濯カゴの底の方に隠した。
完全犯罪完了、これで事件は迷宮入りだ。
そう願いたい。

「なぁ佐伯、錦知らねぇ?」
「え!? あ!? ナニンナニ? オレは何にもしてねーぞ!!!」
テンパって机から体を起こしたら休み時間だった。
どうやら一時間目の授業は終わったらしい。寝てたのかよ。
目の前には不審な目で見ている瓜生がいた。
「おまえ、錦になんかしたのか?」
「え? は? だからオレじゃねーよ」
「じゃあ何なんだ? 白状しろコラ」
こうなった瓜生から逃れることは出来ない。
オレは観念して夢の話を打ち明けた。
「実は・・・」

「ホウホウ、いいねいいね。良い兆候じゃねーか」
良く分からないが、瓜生はオレが錦で夢精したことを喜んでいた。
顔を真っ赤にして恥を忍んで告白したのに、拍子抜けだ。
「何きょとんとした顔してんだよ」瓜生はニヤニヤしながら肩に手を乗せ、顔を寄せてきた「別におかしいことなんてねーんだから、その調子でぐいぐいいったれ。男とやって何が悪い」
前から思ってたんだが、瓜生の価値観って結構くだけてるよな。
「話が盛り上がったところで悪いんだが」瓜生は少し間をおいて、真剣な表情になった「その話題の錦が授業に出てなんだよな。おまえ、なんか知ってる?」

なに?!
錦が授業に出ていない!?
瓜生ならともかく、錦にとってはもの凄く珍しいことだ。
よっぽどのことがあったに違いない。
「なんだよその、オレならともかく錦じゃありえない、みたいな顔は」
げ、なんで分かった、瓜生。
「げ、なんで分かったって顔してんぞ。佐伯顔に出過ぎ。試合ではポーカーフェイスかニヤけてるかどっちかにした方がいいぞ」
ニヤけ顔は有効なのか?
「まぁオレのことはいいとして、錦が授業に出てないのか? オレは何にも知らない」
「そうか・・・」
瓜生はそう呟いて窓の外の方に視線をやった。
「確かに錦にしては意外だけど、なんか心配なことでもあんのか?」
「うん、まぁ、最近なにかと物騒だからなぁ。このまえのテロリスト事件みたいに」
瓜生はなんとなく曖昧な感じで答えた。
「そうかぁ」
確かにそうだけど、あんなテロリスト立て籠もり事件なんてそうしょっちゅうあるもんじゃないだろう。
あるとすれば交通事故とかかな?

「家には連絡してみたのか?」
「ん、ああ。けどアイツんち誰もいねーだろ、昼間」
「あ、そうだよなぁ」
「バイト先には電話してみた。そしたらいつも通り新聞配達終わって、学校に向かったてよ」
「おお、さすが瓜生」
行動が早い。
「ま、この件はオレに任せろ」
瓜生は軽いノリで言った。あるいはそう見せたかったのかもしれない。
「なんだよ、それ」
なんかハブられてるみたいで嫌だった。
「バカ、おまえは今大事な時期だろ? 甲子園、オレも錦も連れてけよ」
「あ、でも!」
「心配すんな。明日試合だろ? 任せとけ」
強い言葉を残して、瓜生は予鈴とともに教室を出て行った。






私立日高見学園(4) 児屋根春日

また来てしまった。
この場所。
学園の裏山の奥にある、すり鉢状の場所。
まるで小規模のカルデラのうような。
底に降りてみるとただの草原みたいに見えるけど、
僕はここで死にそうな目に遭っている。
だけど五月のあの日、ここで初めての出会いがあった。

万木君、香久夜さん、龍樹先生。

ま、普通の出会いじゃなかったけどね。

あれから二ヶ月経ったんだぁ。
長いようで短い、そして濃い日々だったな。
テロリスト体育館占拠事件があったり、
そのあとみんなで神社のお祭り行ったり、
香久夜さんに能力の特訓を受けたり、
そのまま万木君と香久夜さんの部下にさせられたり・・・。
ん? 部下はちょっと違うかな?

なんて朝の裏山(御祖家の人達は「ナカミクラ」って呼んでるみたいだけど)を物思いに耽りながら歩いていたら、
突然背の高い草を掻き分けて2人の生徒が姿を現した。
「おい、こんなところでなにしてっ・・・て」
2人の内片方がそう言いながら、僕達は視線を合わせて思わず言葉を漏らした。

「あっ・・・」

この2人、見たことある。
確か御祖家での僕と万木君のお披露目の時に見た顔だ。
向こうも僕の事に気付いたらしい。
2人とも腰に佩いた日本刀から手を放した。
「なんだ、おまえかぁ」
片方が言った。
ちゃんと見るとこの2人は顔が良く似ている。
双子なのかな。
制服が同じだから、あとは髪型と雰囲気で見分けるしかなさそうだ。
とりあえず、あからさまな落胆と僅かな敵意?怒り?をにじませた声で言ったのは、短髪のどことなく精悍な顔をした方の人だった。
「いったいなんだってこんなトコうろついてんだよオメーは」
ほぼ初対面なのにこの言い様。どうやらあまり好かれていないみたいだ。
理由はわからないけど。
まぁ僕としては今まで人に嫌われるってこともほとんどなかったんだけどね。
だって誰にも存在を知られてなかったんだから。
とはいっても、あまり良い感じはしない。
訳も分からず他人に嫌われるということは。

「兄さん、口が悪いよ」もう一人の方が言った「申し訳ないね。バカな兄さんは無視して」
「オレは空気以下!?」
やっぱり兄弟らしい。
「だけど、いくら君でも、スメラギの直属の人間でも、この辺りを勝手に歩き回ってもらっては困るんだよ。御祖家にも面子ってものがあるからね」
「はぁ、いや、あの、、、ごめんなさい」
口癖で謝ってしまった。
錦君が居たら怒られるな、これは。
「ここは御祖家最大最高の聖地であり禁忌の地でもあるんだ。存在理由といっても過言じゃない。分かってもらえるかな?」
「こんなぽっと出の奴に分かる訳ねーよ。だいたい御祖家に少しでも係わるなら、それくらい知っとけっつーんだ」
そうとう嫌われてしまっているらしい、お兄さんの方に。
「あ、その、ごめんなさい。この辺りに万木君が居るって聞いたので、捜しにきてみたんです」
「よ、よ、ヨロキ君だと!? 『さん』付けろ!! トキジクさんと呼べ!! あの人がどんなに凄い人かおまえは全然わかってない!!」
万木君のコトにもの凄く喰いついてきたお兄さん。
びっくりした。

「悪いね。彼はトキジクさんのこと心底リスペクトしちゃってるからさ」
「もういい!! そんな奴とっとと追い払って戻ろうぜ!!」
そう言って腕を組み仁王立ちでふんぞり返るお兄さん。
ううう、怖い。
「そういえば、誰にトキジクさんがここに居るって聞いたの?」
弟さん、の方が言った。
「あ、それは・・・」彼らは龍樹先生のこと分かるかな?「学園の世界史教えてる龍樹先生がこの辺りで見かけたっていってたので・・・」
「龍樹・・・・」
そう呟いて弟さんは真剣な顔つきになった。
「知ってますか? 先生のこと」
「うん、少し。あの得体の知れない先生だろ? 外国人の」
「あいつ、いったい何者なんだ? 瓜生の奴と一緒に、ここでスメラギと平気で喋ってたぞ?」
あれ? この人達瓜生君のことも知ってるんだ?
「あの人の言ったこととなると・・・・」
弟さんが思案気に顎に手を当てていたその時。

「!!??」

一瞬、地面がトランポリンみたいに歪んだ気がした。
ミゾオチ辺りに変な感触が生まれて消えた。

「な、なんだ!? 今の??」
お兄さんが刀に手をやって身構える。
「兄さんも感じた?」
2人の緊張が高まる。
「おまえ、なんか変なことしてねーだろうなー!?」
突然矛先がこっちに来たので慌てて否定した。
「なななんにもしてませんよっ!!!」
「まだここは中御座の範囲外のはずだよ」
「カタリ! ちょっとここで待ってろ。オレが周りを視てくる!」
そう言ってお兄さんは素早く背の高い草の茂みの中へ消えた。
そして草原に僕と弟さんの二人で取り残された。





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プロフィール

HN:
藤巻舎人
性別:
男性
趣味:
読書 ドラム 映画
自己紹介:
藤巻舎人(フジマキ トネリ)です。
ゲイです。
なので、小説の内容もおのずとそれ系の方向へ。
肌に合わない方はご遠慮下さい。一応18禁だす。

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